2018年6月21日木曜日

目次

記事が100ページ超えたので,目次作りました。
★がついているのは,あなたに特に読んでほしい,おすすめ記事です。



第1章 総論
第1章 総論 はじめに
第1章 総論 はじめに2
第1章 総論 投資工学の神髄 ★

第2章 節税
第2章 節税1
第2章 節税2 所得税の基礎
第2章 節税3 確定拠出年金
第2章 節税3 確定拠出年金 その2 掛け金はいくらにする?
第2章 節税3 確定拠出年金 その3 投資対象商品の割合
第2章 節税3 確定拠出年金 その3 投資対象商品の割合2
第2章 節税3 確定拠出年金 その3 投資対象商品の割合3
第2章 節税4 NISA
第2章 節税4 NISA2 つみたてNISAと現行NISAの比較
第2章 節税6 生命保険2
第2章 節税7 個人年金保険
第2章 節税8 ふるさと納税

第3章 手数料
第3章 手数料1 投資信託
第3章 手数料2 株式
第3章 手数料3 ATM手数料
第3章 手数料4 ATM振込手数料

第4章 投資各論
第4章 投資各論1 バランス
第4章 投資各論2 株式
第4章 投資各論2 株式 その2
第4章 投資各論2 株式 その3
第4章 投資各論2 株式 その4 株主優待に騙されない!
第4章 投資各論2 株式 その5 企業の価値っていったい何?
第4章 投資各論3 投資信託
第4章 投資各論3 投資信託 その2
第4章 投資各論3 投資信託 その3 ファンドラップ
第4章 投資各論3 投資信託 その4 ETF
第4章 投資各論4 外貨投資
第4章 投資各論4 外貨投資 その2
第4章 投資各論4 外貨投資 その3
第4章 投資各論5 元本確保型金融商品
第4章 投資各論6 金・プラチナ地金
第4章 投資各論7 個人向け社債
第4章 投資各論8 REIT
第4章 投資各論8 REIT2
第4章 投資各論8 REIT3 REITの投資対象
第4章 投資各論8 REIT4 REITの儲け方
第4章 投資各論8 REIT4 REITの儲け方2
第4章 投資各論9 外国債 米国債投資ってどうなの?

第5章 ライフプランニング
第5章 ライフプランニング1 住宅資金
第5章 ライフプランニング2 社会保険
第5章 ライフプランニング2 社会保険 その2
第5章 ライフプランニング3 年金 老後にいくらとっておく?
第5章 ライフプランニング3 年金 老後にいくらとっておく?2
第5章 ライフプランニング3 年金 老後にいくらとっておく?3

第6章 リスクマネジメント
第6章 リスクマネジメント(保険)1
第6章 リスクマネジメント(保険)2
第6章 リスクマネジメント(保険)3
第6章 リスクマネジメント(保険)4
第6章 リスクマネジメント(保険)5  入ってはいけない生命保険

第7章 不動産
第7章 不動産 住宅ローンは変動にすべきか,固定にすべきか
第7章 不動産2 不動産投資はすべきか
第7章 不動産3 マンションは買うべきか借りるべきか
第7章 不動産4 不動産は税金の宝箱1 不動産を買うときにかかる税金その1

第8章 相続
第8章 相続1 相続税対策よりも争続対策を先にやろう
第8章 相続2 相続人って誰??
第8章 相続3 相続税入門
第8章 相続3 相続税入門その2 節税対策
第8章 相続3 相続税入門その3 配偶者控除等
第8章 相続3 相続税入門その4 小規模宅地等の特例


★具体的行動プラン
具体的行動プラン その1 投資できる体制づくり
具体的行動プラン その2 自動積立系投資から始めよう
具体的行動プラン その3 たまったお金で株を買おう
具体的行動プラン その4 株式銘柄の見方

☆誌上FP相談
誌上FP相談 CASE1 新社会人三田くんの相談
誌上FP相談 CASE2 新婚四ツ谷夫婦の相談1
誌上FP相談 CASE2 新婚四ツ谷夫婦の相談2
誌上FP相談 CASE2 新婚四ツ谷夫婦の相談3
誌上FP相談 CASE3 独身貴族青山さんの相談
誌上FP相談 CASE4 保険貧乏市ヶ谷さんの相談
誌上FP相談 CASE5 相続を考え出した池袋さんの相談

☆投資工学の読書のすすめ
投資工学の読書のすすめ 1 臆病者のための億万長者入門
投資工学の読書のすすめ 2 なぜ投資のプロはサルに負けるのか?
投資工学の読書のすすめ 3 どうしたら定年までに3000万貯まりますか?
投資工学の読書のすすめ 4 ほったらかし投資術
投資工学の読書のすすめ 5 不動産投資の超基本
投資工学の読書のすすめ 6 国家破産はこわくない

コラム
コラム1  クレジットカード
コラム2 アイドルと経済その1
コラム3 アイドルと経済その2 CD販売イベントの考察
コラム4 明治安田生命の「じぶんの積立」を検討してみた
コラム5 財産を築くにあたり投資より大事なもの
コラム6 生保レディとの攻防 シーン1
コラム6 生保レディとの攻防 シーン2
コラム7 タックスヘイヴン

コラム FP資格
コラム FP資格1 ファイナンシャル・プランナーって?
コラム FP資格2 FP資格の種類
コラム FP資格3 FP技能士検定に向けての勉強法 予備校通う?独学で十分?
コラム FP資格4 FP技能士2級に合格した後どうするか?
コラム FP資格5 結局,FP資格取る意味ってあるの?
コラム FP資格6 FP資格で夢の独立?
コラム FP資格7 FPは何でも知ってるの?

コラム 投資での失敗例
コラム 投資での失敗例その1 銀行の窓口に行ったら
コラム 投資での失敗例その2 保険ショップに行ったら
コラム 投資での失敗例その3 外貨預金をしてみたら
コラム 投資での失敗例その4 アクティブ運用の投資信託を買ったら
コラム 投資での失敗例その5 退職金の相談で信託銀行に行ったら
コラム 投資での失敗例その6 株主優待目的で株を買ったら

コラム 恋愛工学編
コラム 恋愛工学編1 はじめに



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2018年6月10日日曜日

誌上FP相談 CASE5 相続を考え出した池袋さんの相談

前回のReview 「誌上FP相談 CASE4 保険貧乏市ヶ谷さんの相談


今回は,相続について考え出した,老夫婦のお話です。


人はいつか必ず死にます。


すなわち,相続が発生する可能性は100%です。


つまり,誰もが相続対策をしなければならない可能性があります。






CASE5 相続を考え出した池袋さんの場合


今現在70歳で,仕事は引退済み。同い年の奥さんと結婚していて,お子さんはいないという,池袋さん。


池袋さんには兄弟がいて,年に数回交流のあるお兄さんと,全く交流のない妹さんがいます。


池袋さんとしては,財産の大半は奥さんに残したいが,池袋さんが両親から受け継いだ実家(土地と建物)については,奥さんの死亡後,お兄さん家族に残したいとのこと。


ただ,交流の無い妹さんには,財産は残さないつもりとのこと。


現時点での財産は,預貯金が5000万円と,ご両親から引き継いだ家(土地と建物)程度。



まず,池袋さんが遺言を残さないで亡くなった場合,どうなるのかというと,


奥さんが財産の4分の3を相続,お兄さんと妹さんがそれぞれ8分の1を相続,ということになります。


そう,びっくりされる方が多いのですが,結婚していても,お子さん(お孫さんでも)がいない場合,財産の一部が,血族(親が存命であれば親,両親が他界していれば兄弟)に相続されるのが,民法上の決まりです。



なので,池袋さんのように,妹さんに残さないようにするには,遺言を書かなくてはなりません。


なお,兄弟には遺留分(遺言によっても侵害できない相続財産の一部をもらえる権利)はないので,妹さんに財産を全く残さない遺言を書いても,全く問題になりません。


池袋さんには,さっそく遺言を書くようにおすすめしました。



ただひとつ問題があって,相続では,財産を相続人の死亡後にさらに財産を譲り受ける人を指定すること(専門用語で「跡継ぎ遺贈」といいいます)はできません。


つまり,奥さんが死ぬまでは奥さんにあげ,奥さん死亡後は,お兄さんに実家を残す,ということは,遺言ではできません。


奥さんに実家を残した場合,奥さんの死亡後は,奥さんのご兄弟に財産がすべて行ってしまうのです。


これを防ぐためには,信託という制度を用いる必要があります。


信託を使うと,形式上信託会社へ所有権を移転させて,居住権を奥さんが存命中は奥さんにあげ,奥さんが死亡後,信託会社からお兄さんへ所有権を移転させることが可能です。


遺言や信託は,かなり専門的な計算・配慮が必要なので,必ず,FP,弁護士,税理士,信託会社へ相談して,遺言を書いて,信託を設定しましょう。





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2018年6月3日日曜日

誌上FP相談 CASE4 保険貧乏市ヶ谷さんの相談

前回のReview 「誌上FP相談 CASE3 独身貴族青山さんの相談


さて,今回の相談は,日本のサラリーマンには意外に多いと思われる保険貧乏さんについてです。



CASE4 保険貧乏市ヶ谷さんの場合


結婚していて,子どもも1人(1歳)いる市ヶ谷さん。


中堅メーカーに10年お勤めで,32歳。


奥さんは育児休暇から復帰したばかり。


毎月の手取りは,夫23万円,妻19万円。



手取りが42万円もあるのに,なかなか貯金ができず,夢のマイホームを買うための頭金や,かわいい子どもの教育費がたまらないのが悩みとのこと。



月々の支出を見せていただいたら,貯金ができない原因がわかりました。



貯金できない原因,それは保険の入りすぎです。



生命保険は,夫が月2万円の日系大手生保の定期保険特約付終身保険に加入。

妻は,外資系生保の保険に入っており,中身はよくわかってないけど,月2万円の保険料。

さらに夫は,かけすてのがん保険にも月2000円支払っています。


夫婦合計で,毎月4万2000円も保険料を払っている計算になります。


すなわち,手取り収入の1割もの大金を,保険に突っ込んでいる計算になります。



そりゃー,貯金できないですよ。。。


貯金の目安・目標は,手取りの少なくとも10%は超えたい,20%できたら理想的,という感じです。


しかし,市ヶ谷さんの場合,手取りの10%以上も保険に加入しているので,貯金に回す余裕が全くないのです。


確かに,夫婦共働きであるため,月42万円もの手取収入があるのに,なかなか貯金できないのです。


私は,以下のアドバイスをさせていただきました。



1 生命保険は,かけすてが一番

生命保険とは,残された家族の生活保障です。

「保険で貯蓄」なんてのは嘘っぱちです。

保険で貯蓄なんかしても,保険会社に手数料分さっぴかれるだけです。

かけすての安い保険に入って,浮いた保険料で,毎月積立貯金しましょう。


たとえば,ネット生保であれば,死亡時の保険金が2000万円の掛け捨て保険は,月々の保険料は約2000円です(30代前半の場合)。


つまり,市ヶ谷夫妻の場合,月4万5000円も払っていた保険料が,月4000円に,つまり10分の1になるのです。


余った4万円を,毎月貯金等に回しましょう。




2 がん保険は不要


「日本人の2人に1人はがんになる」

というセールスマンのキャッチコピーに騙されて,がん保険に入ってしまう方が続出しています。


しかし,がんにかかるのはたいていが高齢者です。


男性の場合,60歳までにがんにかかる確率は,約6%程度です。


つまり,若い人にはがん保険は不要なのです。


しかも,がんにかかったとしても,日本には健康保険制度があるため,月々かかる金額は決まっていますので,がん保険にはいっていないと困るということはほとんどありません。


月2000円,年2万4000円もがん保険に払うくらいなら,貯金しておきましょう。





結論


保険料は,月1万円以下(独身なら5000円以下)にしましょう。


浮いたお金で,貯金しましょう。



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2018年5月27日日曜日

第4章 投資各論4 外貨投資 その3

前回Review 「第4章 投資各論4 外貨投資 その2


さて,外貨投資シリーズも今回で3回目ですが,今回は具体的な外貨の説明をしたいと思います。


皆さんが外貨投資をするに際して,参考にしていただければ幸いです。




なお,外貨は外国の数ほどあるはずですが,外貨投資の対象となり得るのは,そう多くはありません。


なお,カブドットコム証券の外貨MMFでは,以下の6種類の通貨が対象とされています。


米国ドル

カナダドル

オーストラリアドル

ニュージーランドドル

トルコリラ

南アフリカランド


なぜか,ユーロと英国ポンドが入っていません。


この中で,最近よくおすすめされているのが,利率が高い南アフリカランドと,トルコリラです。


よく証券会社の営業マンとかが,


「銀行貯金しても利率は0.01%とかですが,外貨であれば,年4~5%もありますよ!!」


とか言って,みなさんに途上国の通貨を売りつけようとしてきますよね?


さて,利率の高い通貨に投資するのが,本当にお得なのでしょうか?


今日はこの点を考えてみましょう。


1 前提

投資の話に入る前に,世界でどの通貨がどのくらい流行っているのかを考えるため,世界の外貨準備を構成する通貨の比率を見てみましょう。


IMFの発表によると,2014年の外貨準備構成比率は,以下のとおりです。


1位   米国ドル        63.7%

2位   ユーロ         21.0%
       
3位   英国ポンド        4.1%

4位   日本円          3.4%

5位   オーストラリアドル    2.1%

6位   カナダドル        2.0%

7位   中国元          1.1%

8位   ニュージーランドドル   0.2%

その他の通貨            2.3%



このランキングを見てもらえばわかりますが,トルコリラや南アフリカランドは入っていません。

外貨準備に使われていない通貨ということは,マイナーな通貨ということです。

はっきり言って,リスク管理の観点からして,この8通貨(日本円を除くと7通貨)以外への投資はあまりおすすめできません


2 利率が高い通貨ってお得?


証券会社の営業マンに言われるまでもなく,

利率がほぼゼロの日本円で運用するより,11%超えのトルコリラ(執筆時2018年5月時点)で運用する方が,お得な気がしませんか??



そんな気がしちゃう方は,要注意です。


相手の立場にたって,物事を考えてください。


もし,本当に日本円で運用するより,トルコリラで運用するほうが,実質的にも年10%以上お得なのであれば,トルコリラを持っている人が,日本円と交換してくれるでしょうか?


トルコリラを交換してくれる人(おそらくトルコ人)は,利息の計算もできないほどバカだということでしょうか??



そうではないですよね?


一般の方は知らない方が多いのですが,


「高利率の通貨は,通貨安になる」


というのが,金融の世界の常識なのです。


どういうことかというと,


たとえば,1トルコリラ=10円で,日本円が利率0%,トルコリラが年10%,だとすると,


1年後には,


100円を元手に,トルコリラを買った日本人は,11トルコリラを持つことになります。


一方で,日本円を買ったトルコ人は,利率が0%なので,1年後も100円しか持っていません。


そうすると,トルコリラを買った日本人はぼろ儲けですが,トルコ人は損したことになるのでしょうか??


そうではありません。


この場合,1年後の為替レートは,


100円 = 11トルコリラ


となるのです。


それを見越して,トルコ人は利息の付かない日本円を購入してくれるのです。



こんな当たり前のこと,相手の立場に立って考えることができず,


「利率が高い通貨は人気があるから,通貨高になる」


と勘違いしているひとがなんと多いことか,,,,




嘘だと思う方は,どうぞご自身で,この20年間とかの為替の推移を確かめてみてください。


利率の高いトルコリラや南アフリカランドは,日本円に対して,ずっと円高の方向へシフトし続けています。


もちろん,短期的には円安になったりもしますが,長期投資の観点からは,利率の高い通貨へ投資しても,全く無意味です。

むしろ,為替手数料の分,損することが多いのです。


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2018年5月23日水曜日

コラム FP資格7 FPは何でも知ってるの?

前回のReview 「コラム FP資格6 FP資格で夢の独立?



「FPに相談しよう」と思っている方は,どのFPに聞いていいのか,で悩んでいるかもしれません。

FPであれば,どのFPでも,どの分野についても知っているのでしょうか?


FPには,分野というのはどのようなものがあるのでしょうか?


そんなわけで,今回は,FPにも色々なタイプについて,説明します。


FPの試験科目は,以下の6分野に分かれております。



1 金融資産

2 不動産

3 ライフプランニング

4 リスクと保険

5 タックスプランニング

6 相続・事業承継



FP技能士,CFPの試験では,全ての科目が出題されるので,資格を持っているFPは一応,一通り6分野について勉強はしてあります。


この点は,選択科目が多く,人によって勉強した科目がバラバラの税理士試験とは異なります。


なので,資格を持っているFPであれば,6分野について最低限度の知識はあります。



ただ,どんなFPに対して,どんな分野のアドバイスでも求めていい,というわけではありません。


FPは,FP資格だけでは食べていけないのが通常であることは前回説明しましたが,大抵のFPには専門分野(というか本職との表現が近い)があります。



たとえば,FPに多い業種の方として,生命保険会社や証券会社の営業職員がいます。


生命保険会社のFPであれば,当然「リスクと保険」の分野に詳しいですし,

一方で証券会社の営業職員と違って,「金融資産」の分野には詳しくありません


不動産会社に属するFPであれば,当然「不動産」の分野に詳しいですが,不動産に関係のない「相続と事業承継」の分野には詳しくないです。


いかに試験問題を勉強していても,実務に精通しているか否かは別問題です。


実務経験がないと,実務の運用をよく知らないので,適格なアドバイスができません。


たとえば,生命保険会社の商品にどのようなものがあるのかわからないと,必要な補償額と保険料の関係など,具体的なアドバイスができないのです。


FPも医者や税理士と一緒で,専門分野があります。


FPへ相談したい方は,専門分野を確認して,自分が相談したい分野に詳しいFPに相談しましょう!!


FPになりたい方は,今やっている仕事がどの分野に近いか判断して,その専門分野を磨いていきましょう。




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2018年5月13日日曜日

第8章 相続6 遺留分

前回のReview 「第8章 相続5 相続不動産の評価方法


さて,今回は「遺留分」についてです。


以前の回で,「必ず遺言を残しましょう」とお教えしましたが,


遺言を適当に書くだけで完全に「争続」を防げるわけではありません。





世の中には,(というか民法には),遺留分というものがあります。


遺留分とは,相続人が最低限度得られる相続財産への権利,


遺言によっても侵害することができない権利,


です。


すなわち,「全財産を愛人のA子へあげる」との遺言を残されてしまうと,残された奥さんがとてもかわいそうなので,奥さんにも最低限の保証をあげる,ということです。


遺留分の権利者は,兄弟姉妹以外の法定相続人です。


つまり,兄弟姉妹には,遺言で「兄には1円もあげない」という遺言を書けば,遺産を残さないことが可能です。


一方で,「妻には1円もあげない」という遺言を書いても,奥さんが遺留分を権利行使すれば,奥さんには一定の財産が与えられることになります。



遺言を書く際には,必ず遺留分について考えて書きましょう。


「争続」を防ぐことが第一という,負けない投資工学の観点からすれば,


遺留分を権利行使されるような遺言を書かないのがベターです。


遺留分は相続財産に対する割合で決まります。


法定相続分の2分の1が遺留分になります


つまり,法定相続分が2分の1の配偶者の場合,遺留分は4分の1となります。


配偶者と2人の子どもが相続分の場合,それぞれの子どもは法定相続分が4分の1,つまり遺留分は8分の1になります。


ただ,遺留分は,遺留分権利者が,遺留分を行使しない限り,問題となりません。


つまり,あらかじめ他の相続人は相続財産がいらないと明言しているような場合であれば,遺留分を侵害するような遺言を書いてもかまわないわけです。


遺留分を侵害するような遺言は作らないのがベターですが,必ずしも侵害しないような遺言を書いていけないわけではありません。


FPや税理士,弁護士といった専門家と入念に打ち合わせて,よりよい遺言を作成しましょう。



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2018年5月7日月曜日

誌上FP相談 CASE3 独身貴族青山さんの相談

前回のReview 「誌上FP相談 CASE2 新婚四ツ谷夫婦の相談3


さて,今回の相談者は独身貴族さんです。


CASE3 独身貴族青山さんの場合


独身貴族の青山さん。


大手損害保険会社に20年お勤めで,42歳。


気がるな独身生活が楽しく,結婚の意思はないとのこと。


全国転勤なので,家は購入せず,賃貸暮らしをしてきた。


現在の年収は1100万円もある高級取りなのに,この20年でためた貯金はわずか400万円。


特に株式投資などはやっていない。


社会人3年目に,生保レディの営業を受けたのをきっかけに,生命保険(終身保険。保険料月2万円)。


一人なので,老後資金を用意しなきゃいけない,何か金融商品に投資しなくては,と意識しだして,不安になって相談にやってきました。






相談内容


1 貯金がなかなかできないがどうしたら良いか


2 一人暮らしがずっと続くことになるが,家は購入した方が良いか


3 老後資金をためるために,何の投資を始めればいいいのか


順番に相談に回答していきましょう。


1 貯金がなかなかできないがどうしたら良いか 

年収が1000万を超え,一人暮らしにも関わらず,貯金が400万しかないのは,明らかに貯金不足です。


新社会人三田くんの相談でも言いましたが,天引き貯金をしましょう。


青山さんの収入(手取りが月約50万円)からしたら,毎月10万円は天引き貯金できるはずです。


すぐに銀行に行って,毎月給与口座から自動的に10万円定期預金に振り替える設定を行いましょう


2 一人暮らしがずっと続くことになるが,家は購入した方が良いか


全国転勤の多かった青山さんでしたが,

さすがに就職から20年以上たってきたので,転居を伴う異動は今後はなさそうとのことです。


テレビで独居老人の特集を見て,「大家がは老人に家を貸したがらない」ということを知って,不安に思ったこともあり,ワンルームマンションを購入しようか迷っているとのことです。




結論から言いますが,現状でマンションを購入することはおすすめできません。


まず頭金用の資金が不足していますし,なけなしの400万円を使ってしまうと,もしもの出費に耐えられず,家計に余裕がなくなってしまいます。


老後に家を借りられなくなる不安はわかりますが,少なくとも5年間でたくさん貯金して頭金を用意できてから,マンション購入は検討しましょう。


なお,今現在でも首都圏では空きアパートが多くなってきていますし,今後もその流れが続くでしょうから,将来は大家さんも「独居老人に家を貸したくない」なんて言えなくなってくると思います



3 老後資金をためるために,何の投資を始めればいいいのか


まず,生命保険は,せっかくこれまで積み立ててきたので,解約せずに,保険料を支払いつづけましょう。

私は,独身者であれば月5000円以上の生命保険は不要だといつもアドバイスしてますが,年収の多い青山さんであれば,支払い余力があるので生命保険に入ったままでも,問題ありません

また,今解約すると,払いこんだ保険料の6割程度の返戻金しかもらえないので,損してしまいますので。


高年収の青山さんであれば,厚生年金も将来月18万円程度もらえそうですし,退職金も2000万円程度もらえそうとのこと。


つまり,質素な暮らしができるのなら,過度に老後資金を気にする必要はありません。


ただ,青山さんはこれまで年平均20万円程度しか貯金できていないことを考えると,豪華な暮らしをしていると言え,現役のときと同じ感覚で老後も生活すると,すぐに預金が底をついてしまいます。


天引き貯金のためにも,老後の生活の安定のためにも,毎月の出費を抑えましょう。


老後の心配をして投資を始めるのは,それからでも遅くありません。


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