2016年6月5日日曜日

第2章 節税5-1 生命保険は積立式で年間8万円以下がお得!

前回のReview  「第2章 節税4ー2 つみたてNISAと現行NISAの比較

さて、今日は節税各論もいよいよ大詰めに入ってきました。

今回は、生命保険についてです。

生命保険について、みなさんどう思いでしょうか。



金融リテラシーの高い読者のみなさんであれば、


「生命保険なんて詐欺みたいに高い」



「入るとしても、掛け捨ての安いやつ」



と思っているのではないでしょうか。


確かに、

いわゆる漢字系生保(日本生命や第一生命などの従来からある日系大手生保)の保険は、

営業職員(セールスレディ)の給料分があるので、

とっても高いですし、入る必要は基本的にないでしょう。


また、独身の方や共働きでお子さんがいない方であれば、そもそも生命保険なんて必要ないという考え方がFPの間では一般的です。


また,生命保険で貯蓄しよう,などというセールスレディもいますが,やめておきましょう。



そして、積立型(掛け捨てでない)生命保険は,単に掛け捨て保険に貯金をプラスしてるだけなんで,基本的に入る必要ありません。

というか,積立型の生命保険は,掛け捨て保険と定期預金の組み合わせよりも,割高であることの方が多いです。




ただ、ただ、 以上の議論は、すべて、所得税を考えていないんです!

年末調整のときに、生命保険入ってるか,書く欄がありますよね!?

あれって、所得税と住民税に対して、減税が発生するからなんです!

この減税は、生命保険の掛け金が年間8万円のときが、最高となります。


所得控除が4万円(つまり所得税の計算において、所得が4万円少なく計算される),住民税の控除が2.8万円(つまり住民税の計算において、所得が2.8万円少なく計算される)


よって、所得税が20%とすると、年間8万円の生命保険(積立型)に入っている場合,

40,000×20%=8,000円

28,000×10%=2,800円

合計10,800円の節税になるんです!


この節税スキームを、積み立て型の生命保険でやれば、年8万円の掛け金(積み立て型の生命保険が前提です)に対して、13.5%の利回りとなります!!

でわ、具体的にどういう保険がいいのか、は次回以降に回したいと思います。


Next 「第2章 節税5-2 生命レディに騙されず,ネット生保に入ろう!


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