手数料が負けない投資においてなぜ重要かというと、
手数料は節税の裏返しのように、必ず発生するコストだからです。
つまりせっかく年5%で運用していてても、3%分の手数料を払っていたら、
運用利率はわずか2%になってしまうのです。
誤解を恐れずにいえば、運用利率を高くするよりも、手数料を低くすることの方が大事ともいえます。
今回は、手数料の中心ともいえる投資信託についての説明をします。
投資信託は、買うとき、保持しているとき(毎年)、売るとき、に手数料がかかることが一般的です。
そして、投資信託にはざっくり2種類あります。
1 インデックス運用の投資信託
インデックス運用とは、日経225などのベンチマーク(運用目標)を決め、そのベンチマークどおりに運用成績がでるような銘柄選択がなされた投資信託です。
つまり、ベンチマークどおり程度の成績しか出ません。
その代わり、機械的に銘柄選択するので、手数料は安いです。
自分で日経225の株式を全部買うのは難しいですが,インデックス投資信託を購入すると,ミニ日経225の株式を買えるということです。
個別銘柄の株式を買うより,多くの株式に分散投資できるので,安定したパフォーマンスになります。
2 アクティブ運用の投資信託
アクティブ運用の投資信託とは、個別に銘柄を選択して、ベンチマークを上回る成績を得ようとする投資信託です。
銘柄選択に手間がかかったりするので、インデックス運用よりも、手数料が高いです。
要は,自称「投資のプロ」(笑)さんへの報酬という巨額の手数料が発生するので,コストが高くなるのです。
2種類の投資信託は、運用利率では同じくらいとの統計ですが、手数料に差があるせいで,
インデックス運用のほうが利回りが大きいというのが、通説です。
アクティブファンドは,インデックスファンドに負ける確率が6,7割です。
負けない投資工学としては、
とにかく、アクティブ運用の投資信託は買わない、という結論だけおさえておけばいいでしょう。
Next 「第3章 手数料2 ネット証券の利用で株式売買の手数料を20分の1に!」
サラリーマン投資家 ブログランキングへ

にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿