2016年6月12日日曜日

第3章 手数料2 ネット証券の利用で株式売買の手数料を20分の1に!

前回のReview 「第3章 手数料1 インデックス運用の投資信託を買って手数料を抑えよう!


以前から,手数料を節約することの重要性を説いていますが,

手数料2回目の今日は、株式の購入・売却にかかる手数料を見たいと思います。



まずは日本一の証券会社、野村證券の株式購入売却手数料を見ましょう。


◆野村證券の窓口で購入する場合 
 約定代金 基本料率(税込)

20万円以下      2,808円
20万円超 50万円以下  1.4040%
50万円超 70万円以下  1.0800% + 1,620円
70万円超 100万円以下  0.9288% + 2,679円


もし、窓口で、1株500円の会社の株を100株買うとすると、
本体50,000円に対して、2、808円もの手数料、なんと5.6%もの手数料かかります!!

本体20万円の株を買ったとしても、1.4%もの手数料です!!
東証一部に上場している株式の平均配当利回りが、年1.6%程度のことを考えると、

つまり,野村証券の窓口で株式を買うと、1年分の配当がパーとなってしまうという計算になります。

これはなにも、野村證券が高いというわけではなく、窓口がある証券会社で買うと、普通にこのくらいの手数料がかかります。


考えてみて欲しいのですが,従業員一人に時給換算で数千円支払っている証券会社の窓口で,株式を買ったら,数千円以上の手数料がかかるのは当然なのです。


また,証券会社の窓口に行くと,株式を買いに来た客に対して,売却手数料の高い(証券会社が儲かる)投資信託の購入をおすすめされたりします。


手数料の最小化を狙う、負けない投資工学においては、

証券会社の窓口は、いってはならぬ場所

と心得てください。




でわ、どこで買えばいいのでしょうか?

それはずばり、ネットの証券会社での購入しかありません。

銀行でも、インターネットバンクで振込みする方が、窓口で振込みするより安いですよね。


それと同じことです。


ネット証券の最大手、SBI証券の手数料を見てみましょう。


◆SBI証券でオンラインで購入する場合

 約定代金 基本料(税込) ※スタンダードプランの場合
10万円まで 150円
20万円まで 199円 50万円まで 293円
50万円まで 463円
100万円まで 525円


本体50,000円の株であれば、手数料は150円、
つまり、0.3%です。野村証券などとは,約20倍もの手数料差があります。。。



でも,「やっぱり大手の証券会社で買った方が安心」

「証券会社がつぶれたら困る」

などと心配される方がいますが,大丈夫です。


そもそも,大手のネット証券は,中小の証券会社よりもよっぽど経営が安定していますし,

仮に証券会社が倒産しても、あなたが買った株式に関しては、保護されます。



つまり、銀行預金(銀行がつぶれたら1000万円までしか返ってこない)と違って、大手に預けなければならないわけではありません。


なので、必ず、ネット証券のように、手数料の低いところで、株式は買いましょう。

どの株を買うかには注意する投資家が多いのですが、

どこの証券会社を使うかに、注意しない投資家が多いです。


証券会社は、基本的に一度決めたところを毎回使うことになりがちですので、
手数料をよく見て、証券会社を決めましょう。



誤解を恐れずにいえば、

株式投資は、何を買うかよりも、どこで買うかです。


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