2017年6月13日火曜日

第3章 手数料4 みずほ銀行で国債買えば,振込手数料が無料になるって知ってた?

前回のReview 「第3章 手数料3 まだATM手数料払っているバカいるの?

さて、手数料の4回目は、銀行の振込手数料についてです。

前回指摘した思いますが、あなた、銀行ATMの手数料なんて払ってませんよ??





銀行に預金しても、まったくといっていいほど利息が付かないことを考えれば、手数料を支払うのは、なんとしてもさけるべきでしょう。

月100円なんて払ってたら、クレカでためたポイントくらいすぐなくなっちゃいますよ

前回も説明しましたが,
休日も、一定の条件(けっこう簡単なやつ)を満たせば、その銀行ATM手数料は無料になるはずです。

ゆうちょ銀行は、土日でも無料なので、さすが庶民銀行ですね。

また、各銀行でも、大体、コンビニ手数料が月数回無料になっているはずです。


今回さらに,注目してほしいのが、振込手数料なのです。

普段の生活で、なにかと振込みすることってありますよね。

たいていの銀行で、同一銀行同一支店のみ無料、他銀行宛ては有料になっています。

「手数料がもったいない」って思いませんか??

んで、たいていのショボイインターネット上のサイトでは、
「振込み手数料が安いネットバンクを使おう!」とか、書いてます。

しかし、ATMで振り込むことはできませんし、
無料というネットバンクは数少ないです。

そこで、私のおすすめは、みずほ銀行です。

メガバンクではありますが、
みずほマイレージクラブに登録(もちろん無料)して、
一定の条件(給料の受けとり、国債の保有等)を満たせば、
月4回まで、
他行宛てでも、振込手数料がかからないのです!!!!!

とりあえず、みずほ銀行で国債10年ものを1万円買っておきましょう。

月100円振込み手数料がかかっていたとすると、年1200円の利息とも考えることができます。

なんんんと利回り年12%ですね 笑

日本屈指のメガバンクですが、なんと庶民的なことでしょうか。。

One Mizuho 

振込手数料は Zero Mizuho

メガバンクを,うまく利用してやりましょう。


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2017年6月10日土曜日

コラム 投資での失敗例その6 株主優待目的で株を買ったら

前回のReview 「コラム 投資での失敗例その5 退職金の相談で信託銀行に行ったら


今回の失敗例シリーズは,株式投資にありがちな失敗例です。


株式投資に関する雑誌を,みなさん本屋さんでよく目にするのではないでしょうか。






こういう雑誌でよく組まれている特集が,


「これから値上がりする株式特集」


と,


株主優待特集


です。



株主優待とは,企業の株式を一定数以上を保有している場合に,


商品券等がもらえる仕組みです。


たとえば,吉野家ホールディングス(9861)では,


100株以上保有している株主に,3000円分の商品券を年2回プレゼント,


1000株以上保有している株主に,6000円分の商品券を年2回プレゼント,しています。


株価が約1800円(執筆時)ですから,


約18万円分株式を購入すると,


配当が年2000円の配当とは別に,6000円分の商品券がもらえるということです。



これをとらえて,雑誌では,


「実質配当が年8000円!!」


「実質利回り4.4%!」


とか特集して,おすすめであるとしています。









しかし,



はっきり言って,



株主優待目当ての投資はやめておきましょう。



理由は以下のとおりです。



1 株主優待目当ての投資家が多いせいで株価が割高


さきほどの吉野家ホールディングスですが,


PBR(株価が会社純資産に比べて何倍か)が2.05倍,


PER(株価が一株当たり利益の何倍か)が55.4倍で,


いずれも割高感が半端ないです。




2 株主優待はいつでも廃止,変更になりえる


株主優待が廃止,悪化された企業はたくさんあります。


また,大きな流れとしては,株主優待は縮小傾向にあります。


そして,株主優待のおかげで人気がある銘柄は,株主優待がなくなったりすると,急激に株価が下がったりします。




私もかつて,株主優待で金券がもらえる企業に積極的に投資していましたが,


利回りが悪かったりする銘柄が多く,ほとんど売ってしまいました。


みなさんも,株主優待に目をくらませることなく,



しっかりと,企業の業績と株価をくらべて,株式を購入するようにしましょう。



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2017年6月4日日曜日

コラム 投資での失敗例その5 退職金の相談で信託銀行に行ったら

前回のReview 「コラム 投資での失敗例その4 アクティブ運用の投資信託を買ったら


今回の失敗シリーズは,退職金の運用に関してです。


このブログの読者さんは割と若手サラリーマンの方が多く,退職金の話はあまりリアル感がないかと思いますが,


皆さんの父兄のことのようにとらえて,読んでいただければ幸いです。





さて,最近,団塊の世代が退職するようになるにつれ,退職金運用がにわかに流行りだしました。


そのブームに乗ったのか,証券会社では「退職金で運用を始めよう!」とか言われますし,


雑誌の特集や書籍でも,退職金の運用に関する特集が熱いです。


そして,


最近街中でよく見かけるのが,


信託銀行のガラス戸越しに見えるボードに乗っている


「退職金の運用に関する相談にのります」


とか


「定期預金年利7%」



とかの,退職金運用に関する広告です。



「え,定期預金の利率が7%」


「めっちゃお得じゃん」とか思って,相談に行ってしまう方が多発しています。



もちろん,大手の信託銀行さまですから,怪しげな投資詐欺とかではありません笑



ただ,これには大きな裏があるのです。



よーく,広告を見てみると,






「※当初3か月間のみ」



と書いてあります。



つまり,年利7%ですが,7%なのは最初の3か月だけで,残りは通常通りほぼ0%の定期預金なのです


ということは,3年間退職金から1000万円を預けたとすると,


最初の3か月で,17万5000円の利息がつきます(税引き前)


そして,残りの2年9か月は利息ほぼ0です。


こう考えると,3年間で利息が約1.8%ということになり,大した利回りでないことに気づきます。



ただ,


3か月とはいえ,年利7%の定期預金なんて,信託銀行側は赤字に決まっています。


だって,貸出の金利で7%なんて,このゼロ金利時代に不可能ですから。


(まあ,カ―ドローンくらいでしょうか)



その赤字を埋め合わせるため,


この退職金プランには,仕組みが隠されています。


それは,退職金の半分以上を,投資信託等にしなければならず,


この定期預金は半分以下にしなければならないのです。



この投資信託は,信託銀行が手数料をぼったくるためにあるといっても過言ではありません。


このような投資信託では,


信託銀行は販売手数料で1%,年間の手数料(投資信託の販売会社からキックバックされます)を0.5%とか,もらえるのです(この数字はあくまで仮定のもので,実際には投資信託や販売会社によって様々です)。


つまり,さきほどの退職金の1000万円を定期預金にした場合,


残りの1000万円は投資信託を買わなくてはならず,


この手数料だけで,銀行は,初年度に1.5%,つまり15万円,


残りの2年間で,1.0%,つまり10万円,もらえるわけです。


この25万円のうち,17.5万円を,定期預金の利息に回しているわけです。


めでたし,めでたし。



結論として,



あなたにとってお得な商品を,


行員の給与がバカ高い信託銀行さんが用意してくれるはずはありません。



高い利率には,必ず裏がある。


この失敗例の教訓です。


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