2016年11月27日日曜日

第2章 節税7 ふるさと納税で税制の歪みを利用しよう!

前回のReview 「第2章 節税6 個人年金保険

さて,今回は投資といっていいのかは,かなり微妙ですが,

最近なにかと話題の「ふるさと納税」について,取り上げたいと思います。

まだふるさと納税していない人は,今すぐ始めましょう!

もともとは,「ふるさと」納税とは,自分が今住んでる自治外へ払っている住民税の一部を,自分のふるさと等の他の自治体へ,支払うという制度(法形式的には寄付をすることで,住民税等の減税を受ける仕組み)でした。

しかし,

ふるさと納税に対して御礼を出す自治体がたくさん出始め,今や,他の自治体へ住民税の一部を回すことで,御礼をもらうという仕組みに成り下がってしまいました

と,言っても,別に私は,ふるさと納税制度を批判したくて,このテーマを取り上げたわけではありません。

こういった税制のゆがみは,儲けるチャンスなのです。

国家が作り出した歪みを利用して,しっかり儲けましょう。

さて,本題に入りますが,

一定の限度額(年収によって違います)を自分の住んでいない自治体へふるさと納税することで,

「ふるさと納税額 - 2000円」が,所得税及び住民税から,引かれる

これが,ふるさと納税です。





ちなみに,もらえる御礼の価値は,大体ふるさと納税額の30%~50%なので,

たとえば,3万円ふるさと納税したら,

2万8000円の節税となって,かつ最大1万5000円分の商品がもらえる仕組みとなっています。

つまり,1万3000円分,お得となるわけです。

3万円で,1万3000円の利益を出す投資なんて,40%以上の利回りですから,通常まずありえません。

知っていると知らないでは,全然違いますね。

ふるさと納税については,

「さとふる」

「ふるさとチョイス」

の2つのサイトのどちらかを使って行うのが一般的だったのですが,

ここにきて(2018年5月)楽天でふるさと納税を行うのが,めちゃくちゃ得になってています。

というか,むしろ楽天一択と言ってもいいくらいです。


なぜかというと,楽天カードを利用して,楽天のサイトでふるさと納税を行うと,3%分のポイントがつくのです!

つまり,7万円以上ふるさと納税をすれば,自己負担分の2000円すら,回収できてしまいます

10万円ふるさと納税すれば(年収700万円くらい必要です),むしろポイントだけで1000円もお得になります!!

というわけで,私は今はふるさと納税は楽天でやっています。

まあ,個人の好みですが,ふるさと納税のくわしい説明は上記いずれかのサイトを見てください。

こういった税制のゆがみ(ふるさと納税の上限額は,年収に比例して増えるので,高所得者ほど得することになっており,累進課税の精神に逆行しています)は,公平という税の大原則を損ねるので,政治的には望ましくないと個人的には思いますが,まあ,利用できる仕組みは利用する,それが投資工学の基本かと思います。

レッツふるさと納税!!!

NEXT「第3章 手数料1 インデックス運用の投資信託を買って手数料を抑えよう!


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2016年11月24日木曜日

第7章 不動産 住宅ローンは変動にすべきか,固定にすべきか

さて,不動産シリーズ第1回目の今回は,住宅ローンの金利は,固定と変動のどっちがいいのかを,

考えてたいと思います。


住宅ローンの金利には,変動と固定があって,


固定金利は,その名のとおり,ローン申し込み時から返済終了まで,金利が一定です。

返済計画が立てやすい,というメリットがあります。

一方で,変動よりも金利は割高である,というデメリットがあります。



変動金利は,金利が変動し得る,制度です。

固定金利よりも金利が低い,という最大のメリットがあります。

一方,将来利率が上がれば,返済しなくてはならない総額が増えるというデメリットがあります。

変動金利の金利の見直しは年2回,返済額の見直しは,5年に一度,とされています。





以上のことは,大抵の本を読めば,書いてあります。

まあ,以上を踏まえて,どちらか好きな方を選べばいいのですが,,


FPのようなプロは知っていて,でも本に書かれていないことがひとつあるのです!!



実は,


変動金利の金利って,ここ10年以上,見直しされていません。。

そう,変動金利とは,金利が変動「する」制度ではなくて,

変動「し得る」制度なのです。


なんで金利を見直ししないかというと,

銀行が抱えている変動の住宅ローンには,利率が高いものも,低いものも,両方あるのです。

つまり,金利を見直しする場合,銀行は,

一部の契約においては利率を高くできるので得しますが,

一部の契約においては利率を低くする必要があり,損をします。


そう,つまり,


変動金利だからといって,利率が変動するとは限らないのです,


というか,あんまり変動しません。


つまり,利率が低く設定されている分,

変動金利にした方が,お得な可能性が高いです。



どうですか,みなさん,このからくり,知っていましたか??




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2016年11月21日月曜日

投資工学の読書のすすめ 3 どうしたら定年までに3000万貯まりますか?

前回のReview 「投資工学の読書のすすめ 2 なぜ投資のプロはサルに負けるのか?


さて,今回は,元銀行マン,元保険会社営業マンという,

金融を知り尽くした人が書いた,ぶっちゃけ本を紹介したいと思います。






この本は,私がこれまでブログで書いてきた通り,金融機関というものは,

私たち庶民から手数料をぼったくることしか考えていないということが,

書かれています。



特に,手数料収入を得るために,高齢者に手数料の高い投資信託を売りまくる,

とある信託銀行の話は衝撃的です。

また,ファンドラップについては,絶対買わないようにと以前指摘しましたが,

その裏付けも,きちんと書かれています。

一番心に残ったのは,

日本の金融機関にいる「プロ」とは,

私たちから,お金を巻き上げる「プロ」だと,いうところです。



この本において大切だと言われていたことは,


1 節税と手数料の節約が大事


2 アクティブファンドは買わない


3 金融機関の窓口に行ってはならない


など,


投資工学の基本に沿ったことが書かれています。


このブログが紹介してきた投資工学が正しいか否かを判断する,確認するためにも,


読んでみるといいと思います。



信託銀行のテレビCMを見て,

退職金について信託銀行に相談しに行こうなんて,

無謀なことを考えている方は,絶対にその前にこの本を読んでください。



銀行や証券会社のサラリーマンは給料が高いですよね?

大手の信託銀行,証券会社の社員は,40歳までには年収1000万円を超えていますよね?


その年収はどこから来るのかというと,顧客のお財布から来るのです。


金融機関からお金をもらうことは望ましいですが,金融機関におお金をあげることはのぞましくありません。


金融機関のサラリーマンの給料の源泉は,皆さんが支払う手数料から来ていることを,しっかり認識しましょう。




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2016年11月13日日曜日

具体的行動プラン その3 たまったお金で株を買おう

前回のReview 「具体的行動プラン その2 自動積立系投資から始めよう


さて,今回から,積み立てではなく,スポットで投資する際のアドバイスをしたいと思います。


積み立て系投資以外の資産について,

ある程度リスクをとれるのであれば,株式を買ってみましょう。




株式のメリットとしては,


1 株価が上がる可能性がある

2 配当がもらえる

3 即時換金ができる


株式のデメリットとしては,


1 会社がつぶれれば,パーになる

2 株価が下がる恐れが常にある

3 配当は,経営成績によって結構上下する


という感じでしょうか。


株式を初めに勧める最大の理由は,即時換金ができるところです。

個人年金保険,生命保険などは,即時の換金ができない(もしくは,かなり換金の条件が悪い)ので,

初心者の投資にはおすすめできません。





生命保険に入っているくせに,

「株式投資は怖いからしない」

なんていう方がまだまだたくさんいますが,

はっきり言って,生命保険よりは,株式の方が,簡単ですし,初心者におすすめです。

株を買う際のポイントは,

第4章 投資各論2 株式 その2

などのページに書いたので,詳しくはそちらをご参照ください。

とにかく,スポット投資の初めは,株がおすすめです。





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