2017年1月11日水曜日

第6章 リスクマネジメント2 入っておきたい損害保険

前回のReview 「第6章 リスクマネジメント1 その生命保険,ほんとに必要ですか?

さて,今回からは,損害保険についてです。



■2 損害保険

損害保険とは,急な損害が発生したときに備える保険です。

いわば損害賠償義務を負ってしまうリスクに備えるもので,あなたのためにも,被害を受けてしまう方のためにも,入っておきたいもの,それが損害保険です。

損害保険には主に,

1 火災保険
2 地震保険
3 自動車保険
4 傷害保険
5 賠償責任保険

の5種類があります。


1 火災保険

みなさんも,部屋を借りるときに強制的に締結させられたことある人が多いのではないでしょうか?

住宅火災保険とは,その名のとおり,家が火災にあったときに備える保険です。

火災で部屋が焼けても,その修繕費用が賄われる保険です。

火災が発生した場合,莫大な額の損害賠償義務を負うことになるので,火災保険には必ず入りましょう(というより,賃貸の場合,強制加入の物件がほとんどですね)

また,火災保険をパワーアップさせたものとして,住宅総合保険,があります。

総合保険は,火災以外にも,盗難などでも保険金がおり,カバー範囲が広いです。

気を付けるべき点は,住宅火災保険も住宅総合保険も,地震に起因する火災では保険がおりない,ということです。

地震に備えるには,次に説明する地震保険に入る必要があるのです。


2 地震保険

さきほど説明した火災保険で保護されない地震について,カバーする保険です。

地震保険には,単独では加入できません。火災保険に付加して入ることになります。

なお地震保険の保険料は年間最大5万円まで,所得控除の対象となります(つまり5万円収入がなかったことにして所得税が計算されるということです)。


3 自動車保険

テレビCMもよくやっているので,一番なじみがある保険かもしれません。

みなさんが自動車事故を起こして賠償責任が発生したときなどに,保険がおります。

自動車保険には,強制加入の自賠責保険と,上乗せした保証の任意保険があります。

自賠責保険は,人損(人を死傷させてしまった場合の損害賠償)についてはカバーされますが,物損(物を壊してしまった場合の損害賠償)についてはカバーされません。

つまり,ベンツにぶつけてしまうと,自賠責保険だけでは,多額の損害賠償を自分で支払わなければならなくなってしまいます。

自動車を運転する方は,任意保険も絶対入っておきましょう

残りの損害保険については,次回説明したいと思います。


Next 「第6章 リスクマネジメント3 旅行や自転車にも損害保険は必須!!


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2017年1月10日火曜日

第3章 手数料3 まだATM手数料払っているバカいるの?

前回のReview 「第3章 手数料2 ネット証券の利用で株式売買の手数料を20分の1に!


さて,今回は,ちょっと投資からは遠い論点なのですが,銀行のATMの手数料についてです。

手数料とは,運用利回りのマイナスという実質的意味があります。

たとえば,投資信託に投資する際には,年間の信託手数料が何%なのか,みなさん確認して投資しますよね。

でも,投資のときの手数料は気にするくせに,銀行のATM手数料を気にしない方がたまにいたりするのでびっくりです。




たとえば,銀行預金で100万円に年0.01%の利息がつくと仮定すると,年間100円の利息が付くことになります。

この場合に,年100円しか利息が付かないのに,ATM手数料がかかるときに1回でもATMを使っちゃうと,108円かかります。

つまり,利息を上回る手数料がかかることになり,投資の利回りはマイナスになってしまいます。

つまり,ATMの手数料は,投資と切っても切れない関係,表裏の関係にあるのです。

最近とあるテレビ番組で見たのですが,

なんと,

コンビニのATMを使う人々のなかで,支払ったATM手数料が年間5000円を超える人の割合が,2割だそうです

私もよくコンビニATMを利用しますが,無料の時以外,使ったことありません。

この低金利のご時世,年5000円を超える銀行預金なんて,よほどの元金を預けない限り,100%ありえません。。。

年利が0.01%とすれば,年5000円の利息をもらうには,5000万円預ける必要があります。。。。

このブログを読んでる方には,まさかATM手数料を5000円も払っているバカはいないかとは思いますが,

もし払っている方がいたら,銀行のHPをチェックして,時間外手数料,コンビニ手数料がかからないように,特定の条件を満たすようにしてください。

メガバンクであれば,三菱東京UFJ,みずほ銀行などは,簡単にコンビニATM手数料を月数回無料にできますので,確認してみてください。

不要な支出を減らす,これが負けない投資工学のいろはのイです。


2017年1月9日月曜日

第4章 投資各論3 投資信託 その4 ETF

前回のReview 「第4章 投資各論3 投資信託 その3 ファンドラップ


さて,今回は,投資信託の中で一押しの,ETFについてです。


ETFとは,


Exchange Traded Fundの略で,


上場投資信託という意味です。




その名の通り,市場の上場している投資信託ですので,


株式を購入するのと同じように買えますし


4桁の証券コードもついています。


このETF,何がすばらしいかというと,


インデックス型の投資信託が豊富にあり,


手数料が格安の投資信託であるということです。


たとえば,

日本株式の指標たるTOPIXに連動するインデックス型の

MAXISトピックス上場投信(1348)は,

なんと年間の信託手数料が,0.078%と,破格の低さです。


海外株式の投資信託であっても

上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)のように,

日本以外の先進国株式に投資するものですが,年間の信託手数料が0.25%しかかかりません。



このように,株式のように手軽に買えて,手数料の低い投資信託,


これがETFです。


また,どの株買うか選ぶのめんどくさい,という方にも大変おすすめです。




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2017年1月8日日曜日

第7章 不動産3 マンションは買うべきか借りるべきか

前回のReview 「第7章 不動産2 不動産投資はすべきか


前回に続けて,今回も不動産関連です。

マンションは買った方がいいのか,買わないで賃貸の方がいいのか,

これはありとあらゆる雑誌や本で取り上げられる話題です。

購入,賃貸,いずれもメリットデメリットがあります。




購入のメリットは主に4つと言われています。

1 賃料払うくらいならローン払った方が,将来マンションという資産が得られるのでお得

2 購入の方が,安定した生活の根拠が持てる実感がある。

3 住宅ローン減税という,とても大きな所得税の税額控除を受けられる

4 住宅ローンを組む場合,団体信用保険に入るので,生命保険が不要になる


一方,賃貸のメリットは,主に3つ言われています。

1 建物古くなってきたり,子どもがいじめを受けたり,隣の住民が変な人だったり,職場が変わったときなど,いつでも気軽に引っ越しができる

2 マンションに欠陥があっても,特にリスクがない

3 固定資産税,不動産取得税,登記代,などなど,各種費用がかからない(ただし一方で敷金,礼金,更新料などがかかります)

なので,賃貸のメリットは,リスクが低く抑えられるというところでしょうか。


以上のように,購入,賃貸,いずれも一長一短です。

一般的いえば,賃貸の方がリスクは少なく,その分効用も少ないイメージです。

なので,結論としてはどっちでもいいのですが,

巷の議論で,忘れられている点を,私は強調したいです。

それは,いつの時点で,購入と賃貸がいいのかを比べるのか,という点です。

正直にいえば,20代,30代の若い間は,今後の人生の変動(転職,子どもの成長,親の介護等)があるので,柔軟性のある賃貸の方がいいと思います。

一方,40代,50代になってくると,頭金もいっぱい貯金がありローンを組む金額も少なくなるし,

年収も高くなっていて住宅ローン減税のメリットも大きくなり,購入のメリットが大きくなるのです。

なので,

マンションはいつかは買ってもいいけど,あまり若いうちに急いで買う必要はない

自分のペースで必要なときに買えばいい

というのが,私の意見です。



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2017年1月4日水曜日

投資工学の読書のすすめ 4 ほったらかし投資術

前回のReview 「投資工学の読書のすすめ 3 どうしたら定年までに3000万円貯まりますか?


さて,今回は,このブログの意義を否定してしまいかねないような本を紹介したいと思います。




この本は,「もう投資について勉強とかするの面倒なんだけど,損しない程度に投資はしたい」とかいう面倒くさがりの人に,特におすすめです。


本のタイトルのとおり,「ほったらかし」で投資をしたい方におすすめです。




本の内容をまとめると,


投資は,一定のインデックス型の投資信託,及び同様のETFにすべての金額を突っ込めばよい。


配当金は,次の投資信託・ETFを買うのに用いるようにする。



以上


です。


第4章 投資各論3 投資信託」でも書きましたが,投資信託はインデックス型が良いこと,


投資信託はバランス投資であること,


から,この本の結論どおりに投資しておくことは,確かに有効で楽だと思います。


唯一の難点は,全然面白くない投資だということでしょうか。。。




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2017年1月2日月曜日

第6章 リスクマネジメント1 その生命保険,ほんとに必要ですか?

今回から,「保険」についての講義です。

「保険」と名前がつくものは,国家による社会保険もありますが,ここでは民間企業による保険の,生命保険,損害保険,第三分野の保険,の3つについて取り上げたいと思います。


■1 生命保険

生命保険とは,人の生死に関して保障する保険のことです。

そして,生命保険とは,保険会社をぼろもうけさせる保険のことです。

多くの日本人が,営業の生保レディの口車にのって,不必要に生命保険に入っています。


生命保険の具体例としては,終身保険,定期保険,個人年金保険などがあります。

基本的な種類は2つで,死んだ場合には常に保険金が支払われる終身保険(保証が一生(終身)続く。掛け捨てでない。)と,定期保険(保証期間は保険料が払われている間のみ。掛け捨て。)です。

いきなり結論書いてしまいますが,

生命保険の肝は,不必要に保険料を払わない,ということにつきます。


独身の方,夫婦共働きで子どもがいない方のように,

死亡後に遺族がお金に困らない場合,保険金をそもそも残す必要がありません

むしろ,独身の方は夫婦共働きで子どもがいない方は,生命保険に使ってるお金を,老後の費用に回す方が,賢いと思います。

これらの場合,どんなに高くても,葬式代程度の200万強の貯金だけ残しておけば十分で,生命保険は必要ないと思います。

小さなお子さんがいるなど,死亡後にお金に困る遺族がいる方でも,日本には遺族年金等の公的サービスが充実していますし,遺族×1000万円もあれば,保険金は十分でしょう。

なお,住宅ローンを組んでいる方の場合,団体信用生命保険といって,死亡した場合に以後の住宅ローン支払いが免除になる生命保険に入っていることがほとんどです。
よって,団体信用生命保険に入っている場合も,別途生命保険に入る必要ありません。

生命保険については,「第2章 節税5-1 生命保険は積立式で年間8万円以下がお得!」「第2章 節税5-2 生命レディに騙されず,ネット生保に入ろう!」で書きましたので,こちらもご参照ください。

特に独身の方は,こちらのとおり,年間8万以下の保険料で,終身保険に入るのがいいでしょう。

Next 「第6章 リスクマネジメント2 入っておきたい損害保険


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2017年1月1日日曜日

第2章 節税3ー5 確定拠出年金の投資商品のベスト割合3

前回のReview 「第2章 節税3ー4 確定拠出年金の投資商品のベスト割合2

さて,これまで4回にわたって取り扱ってきた確定拠出年金シリーズですが,

今回,具体的な投資割合をお示しして,最終回にしようかと思います。

ここでひとつ,追加で指摘したいことがあります。それは,

投資のバランスは,確定拠出年金だけでなく,あなたのしている投資全般をまとめて考えるということです。





たとえば,

確定拠出年金以外に,銀行預金が多くあるのであれば,確定拠出年金では,元本保証割合を減らす

NISAで日本株式をたくさん購入しているのであれば,確定拠出年金では日本株式を買わない

ということです。

以下では,銀行預金は,いざというときに必要なときの分くらいあって,そのほかの投資には,日本株式に少し投資しているという前提で,確定拠出年金の拠出額割合プランを組んでみます。


■ 例1  20代

銀行預金         5%

日本株式投資信託    15%

日本債券投資信託    15%

海外株式投資信託    40%

海外債券投資信託    25%

やはり20代は,掛ける期間が長いので,リスクを積極的にとっていきましょう。
確定拠出年金以外の投資は,どうしても日本国内の投資に偏りがちなので,
全体の65%という約3分の2を,海外投資にしてあります。
なお,海外投資の内訳としては,先進国対象が半分,新興国対象が半分でよいかと思います。

■ 例2 40代

銀行預金        20%

日本株式投資信託    20%

日本債券投資信託    25%

海外株式投資信託    15%

海外債券投資信託    20%

40代ともなると,60歳まで残り20年を切っているので,リスクテイクはしつつ,安全面にも気をくばりましょう。
例1とは逆に,約3分の2は国内投資にしてあります。
なお,海外投資の内訳としては,先進国対象が半分,新興国対象が半分でよいかと思います。
その理由は,10年以上は投資期間があるので,新興国だからといって,そこまで大きなリスクがあるとは思えませんので。

皆さんも,自分の年齢,リスク許容度,その他の投資資産の割合を考えて,自分だけの確定拠出年金の拠出割合を考えてみましょう!