「FPに相談しよう」と思っている方は,どのFPに聞いていいのか,で悩んでいるかもしれません。
FPであれば,どのFPでも,どの分野についても知っているのでしょうか?
FPには,分野というのはどのようなものがあるのでしょうか?
そんなわけで,今回は,FPにも色々なタイプについて,説明します。
FPの試験科目は,以下の6分野に分かれております。
1 金融資産
2 不動産
3 ライフプランニング
4 リスクと保険
5 タックスプランニング
6 相続・事業承継
FP技能士,CFPの試験では,全ての科目が出題されるので,資格を持っているFPは一応,一通り6分野について勉強はしてあります。
この点は,選択科目が多く,人によって勉強した科目がバラバラの税理士試験とは異なります。
なので,資格を持っているFPであれば,6分野について最低限度の知識はあります。
ただ,どんなFPに対して,どんな分野のアドバイスでも求めていい,というわけではありません。
FPは,FP資格だけでは食べていけないのが通常であることは前回説明しましたが,大抵のFPには専門分野(というか本職との表現が近い)があります。
たとえば,FPに多い業種の方として,生命保険会社や証券会社の営業職員がいます。
生命保険会社のFPであれば,当然「リスクと保険」の分野に詳しいですし,
一方で証券会社の営業職員と違って,「金融資産」の分野には詳しくありません。
不動産会社に属するFPであれば,当然「不動産」の分野に詳しいですが,不動産に関係のない「相続と事業承継」の分野には詳しくないです。
いかに試験問題を勉強していても,実務に精通しているか否かは別問題です。
実務経験がないと,実務の運用をよく知らないので,適格なアドバイスができません。
たとえば,生命保険会社の商品にどのようなものがあるのかわからないと,必要な補償額と保険料の関係など,具体的なアドバイスができないのです。
FPも医者や税理士と一緒で,専門分野があります。
FPへ相談したい方は,専門分野を確認して,自分が相談したい分野に詳しいFPに相談しましょう!!
FPになりたい方は,今やっている仕事がどの分野に近いか判断して,その専門分野を磨いていきましょう。
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