さて,前回は,REITがどんな不動産へ投資しているのかを説明しました。
今回は,REITが,その投資において,どのようにお金を稼いでいるのか,
儲けているのか,を考えたいと思います。
REITの儲け方には大きく2つがあって,
ひとつは,不動産の売却益,
もうひとつは,不動産の賃料収入です。
不動産収入というと,アパート経営のイメージからか,賃料収入ばかり浮かびますが,
売却益(ないし売却損)も,大きな不動産収入の一因なのです。
REITの特徴として,個人や零細不動産業の会社と異なり,
資産規模が大きいので,物件の入れ替えが可能なのです。
みなさんがアパート経営をしている場合,
「この不動産,近くにあった大学が移転しちゃって利回り悪くなったから,売って,他の物件を買おう」
とか思っても,ローンの関係などで,できません。
しかし,資産が潤沢な(REITは銀行から借り入れも行ってます)REITは,不動産の利回りを考えて,投資物件の入れ替えが可能なのです。
この物件の入れ替えのときに,不動産の売却益や売却損が発生します。
物件の入れ替えはREITではままあることなので,
REITの場合,不動産収入の一翼を,売却益が占めることとなります。
もう一翼の賃料収入については,
オフィスビルやショッピングモールであれば企業から,
住宅であれば個人から,
賃料が毎月入ってきます。
この賃料から,諸経費を引いたものが,REITの利益となるのです。
まとめると,
REITは,物件の入れ替えが可能という性質を持った,賃料収入が見込める不動産投資であるといえます。
物件入れ替え可能な点も,不動産の直接投資よりも,REITの方がおすすめできるポイントなのです。
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