保険には,生命保険(第一分野)と損害保険(第二分野)のほかにも保険があり,
それらの保険をまとめて,第三分野の保険,と言われています。
今日は,第三分野の保険をとりあげます。
第三分野の保険は,生命保険会社,損害保険会社の双方が取り扱っています。
第三分野の保険の主な商品は以下の3つです。
1 医療保険
2 がん保険
3 所得補償保険
1 医療保険
医療保険とは,病気になって通院や入院した場合に,保険金が支払われる保険です。
CMでもたくさんみていると思いますが,
まずはっきり言って,医療保険に入る必要は基本的にありません。
日本の健康保険制度には,高額療養費制度というものがあり,どんなに医療費を使っても,月額の医療費の上限は,約10万円くらいになります。
そして,実際に支払った医療費が年間約10万円を超えた場合,10万円を超えた部分が所得控除(その分所得が少ないと仮定して,所得税が計算される仕組みのこと)となりますので,さらに負担は軽いのです。
つまり,医療保険に入っていないと困る,ということは考えにくいです。
一方,医療保険の給付金をもらうと,そのもらった金額は所得控除から差し引かれてしまいます。この点からも,医療保険は前々お得でないことが,わかるかと思います。
2 がん保険
医療保険の一種で,がんに特化した保険です。
医療保険は,入る必要がない,と言いましたが,
がん保険は,絶対に入ってはいけない,というレベルです。
ただでさえ,医療保険よりもカバー範囲が狭いうえに,責任開始日(大抵保険料を払い始めた日)から90日以内にがんと診断された場合,保険金が支払われない仕組みになっているがん保険が多いのです。
がん保険なんて変な保険が売れているのは,日本と韓国くらいだとかいう話です。
がん保険に入るくらいなら,その分貯金しておきましょう。
3 所得補償保険
病気等によって働けなくなるリスクに備える保険です。
近年急速に発展してきた保険ですが,鬱などの精神疾患の場合に補償されない保険もあるので,加入する方は,よく調べたうえで加入するように,注意してください。
以上いろいろと第三分野の保険がありますが,誤解を恐れずにいえば,
ある程度の貯金があれば,第三分野の保険は基本的に不要,
と考えていいのではないでしょうか。
不必要な保険には入らない,という意識が大事です。
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