前回までの投資各論では、有名な金融商品である、
株式、投資信託、外貨投資について書いてきました。
ただ、これらの金融商品は、いずれも元本保証がありません。
これから投資を始めるみなさんの中には、
「とにかく損したくない。利回りが悪くてもいいから、元本保証がいい」
そんな方もおおいのではないでしょうか。
また、投資にリスクをとるつもりの方でも、
金融資産の一定割合は、必ずこの元本確保型金融商品で運用しましょう。
投資はバランスが大事であり、元本確保型への投資がゼロというのも、
リスクヘッジの観点からはおすすめできません。
ざっくり言えば、
普段使う現金と普通預金以外の財産の割合のうち、
年齢に応じて、以下の割合は、元本確保型への投資に回しましょう。
急にお金が必要になる場合、投資がことごとくダメになる場合、にそなえてです。
20代 2割
30代 3割
40代 5割
50代 6割
60代 8割
最近、「退職金を運用しませんか?」的な金融機関の宣伝が多いですが、
60代すぎたら、投資によるリスクをとるのはやめた方がいいです。
20代なら、一文無しになっても、また稼げばいいですが、
60代にはそれができません。
また、20代であれば、長期間運用の複利の効果で、投資の効果も大きくなりますが、
60代だと、生活費や治療費などで、金融資産をとりくずすことがおおくなるので、
長期間運用することが、難しくなりがちです。
ちょうど良い機会なので言っておきますが、
投資は、資金ができたら始めるものではなく、資金をつくるために少しずつ始めるものです。
なので、まちがっても、退職金を得て初めての投資で、
財産の多くを投資するなんてことはやめましょう。
元本確保型金融商品と呼んでいいものには、
定期預金と国債の2種類があります。
国債は、購入後1年は解約できませんが、
それをのぞけば、利率が、定期預金よりも全然良いです。
よく、ネットでは、「ネットバンクの定期が、銀行の定期預金よりおすすめ」とか書いてありますが、
利率の面では、国債にはとおく及ばないことがほとんどです。
みなさんも、定期預金する前に、「個人向け国債」を検討してみてください。
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