前回、老後にどれだけのお金をとっておけばいいのかについての、考慮すべき事情をあげました。
今回は、それを少しずつ見ていきましょう。
1 年金
さすがにみなさんご存知かと思いますが、年金には、
自営業者等の人が入る「国民年金」と、
サラリーマン等が入る「厚生年金」があります。
年金を不納付することなくきちんと納め続けた場合、
国民年金であれば月約6万円、
厚生年金であれば月約18万円(厚生年金額は所得により大きく変わるので、これはあくまで目安です)
もらえることになります。
みなさんの月々の生活費はいくらくらいでしょうか?
この年金額の範囲内に収まるというのであれば、とくに老後資金は多く入りません。
ただ、やはり、こんな金額では生活できないのがフツーですよね。
なので、他の項目も見ていきましょう。
(なお、確定拠出年金という、任意の積立制度を利用することによって、年金額を増やすことも可能です。詳しくは→第2章 節税3 確定拠出年金)
2 退職金
老後資金の重要な財源である退職金ですが、
そもそも、あなたの会社で退職金はもらえるのでしょうか?
昨今、4分の1の会社で、退職金がないといわれています。
もらえるだけでありがたいと思っておきましょう。
退職金の目安ですが、民間企業であれば1000万円程度、
公務員であれば2000万円程度です。
やっぱ、なるべきものは公務員ですね。。。
前回の記事にも書きましたが、退職金をもらうと、気が大きくなりがちで、無駄に投資しちゃったりしますので、気を引き締めるように注意してください。
退職金が1000万円であれば、
月の生活費を、年金+2万7000円、にすることが可能です(老後を30年で計算しています)
・・・あれ、1000万円も退職金もらっても、月々使える額って、対して増えないんですね。
なので、やはりある程度は投資が必要なのです。
次回、老後のための投資について、見ていきましょう。
NEXT 「第5章 ライフプランニング3 年金 老後にいくらとっておく?3」

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