さて,今回は,みなさんが保険ショップに行ったとき,
節税したいというと,かなりの高確率でおすすめされるであろう,個人年金保険についてです。
個人年金保険も,前回までに説明した生命保険同様,
生命保険控除の対象となります。
控除率も同様で,年間8万円かけると,4万円の所得控除となります。
(所得税の場合。住民税は,2万8000円まで。)
したがって,
生命保険同様に,入ってしまう人が多いのですが,
私はおすすめしません。
だって,この年金,月々の掛け金が,最低でも6000円はします。
その理由が,どの保険会社でも,最低受取金額が,
30万円×10年
だからです。
個人年金はその性質上,10年以上にわたって,受け取るようにしないと,
節税の対象になりません。
さらに,60歳くらいまでの長期にわたる支払いが必要です。
なお,商品自体の利息を計算すると,ほぼ0と言っても過言ではないです。
つまり,この商品のメリットは,節税オンリーです。
そして,この商品は,節税を享受するためには,途中での解約が基本的にできなくなります。
したがって利息0の商品を,節税のためだけに,数十年もかけつづけるなんて,アホみたいです。
確定拠出年金の方が,圧倒的にお得なのですが,
保険会社の人,FPは,絶対にこのことを教えず,個人年金保険を売りつけてくるので,

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