2017年3月19日日曜日

コラム6 生保レディとの攻防 シーン2

前回のReview 「コラム6生保レディとの攻防 シーン1


さて,今回のシーン2は,

もう少し安い掛け金の個人年金保険を紹介されるところから始まります。



シーン2 「営業トーク」


生保レディ
「こちらのプランですと,毎月1万円未満の掛け金でも節税枠を目いっぱい使うことができて,大変おトクです。」

わたし
やっと節税枠の説明が来たか。というか,節税枠の話先にしろよ。高い保険が売れない相手とわかって,作戦切り替えてきたな
「でも月約1万円ですか。。。結構生活苦しいんですよね。途中で解約した場合,どうなるんですか?」


生保レディ
「途中で解約してしまうと,払込金以上返金されるのは,お客様が50歳になられて以降になってしまいます。が,先ほど毎月2万円程度貯金されているとのことでしたが,毎月の余剰金から月1万円だけこちらの年金に回してもらえれば,特に解約を考えなくていいかと思うのですが,いかがでしょうか?」

わたし
(さっき毎月の貯金額聞かれたのは,この伏線か!!賢いな!)
「リストラとか倒産とか,将来いつ何があるかわからないし,年間12万円もの金額をとられるのはちょっと,,,生活に余裕ができるくらい稼いで,貯金がたくさんできたときに入るの検討しようと思います。」


生保レディ
「なるほど。ですがこの4月から,個人年金の保険料が改訂されて,利率が低くなってしまうので,今入らないと損ですよ。」


ここで,利率の改訂(改悪)表が示された。

確かに,年利0.6%くらいのものが,年利0.4%くらいに変更になるそうだ。


わたし
(いや,いずれにしても,利率低すぎるだろ,,,,こんな利率じゃ60歳になるまで積立しても,全然増えないじゃんか,,ETFでも買った方が百倍まし)
「どっちにしても利率低いんで,変わらないので,とりあえず入りません」


生保レディ
「いや,今せっかくなんで,利率下がる前に入らないと損ですよ。。それに貯金は利息ほぼ0じゃないですか,これなら利息0.6%も付きますし,節税にもなりますし。」

わたし
節税額も,所得控除額が年わずか4万だけで,大したことないじゃん
「いや,この利回りなら,自分で株式で運用した方が絶対得ですし。。。」


生保レディ
「投資なさっているんですか。すごいですね。
その投資に回している一部を,この個人年金に回すことはできないでしょうか」


わたし
褒める作戦に出たか!!ちょっとうれしいじゃねえか。。いや,いかんいかん。)
「いや,株はいつでも換金できますが,個人年金は元本割れでしか解約できないので,やめておきます。それに将来利率あがることもあるかもしれませんし。。。」


生保レディ
「この低金利時代にあがるかはわかりませんが。。。。承知しました。1週間後にお電話でさせていただきますので,そのときまでもう一度お考えください。本当今入らないと損なんで。」


「ちなみに,医療保険とか入られていますか?今は,医療費も高額化しているので,保険入ってないと,厳しいですよ。」


わたし
健康保険の高額医療費制度の説明なしで,これか,,,まじ営業トークすぎるな。※日本の健康保険では,高額医療費制度があり,入院してたくさん医療費かかっても,本人には毎月一定程度の医療費しかかかりません。)
「健康なんで大丈夫です。」

高額医療費制度について説明しなかったのは,わたしのやさしさです 笑。




こうして,生保レディとの攻防に勝利した?わたしは,一切保険に入ることはありませんでした。



シーン2の教訓

「個人年金保険は利回りが異常に低く,入らないほうが得。

生保レディの口癖『今入らないと損』

生保レディはとりあえずおだてて,保険に入らせようとする。」






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